無人ビジネスを始めたい方へ

無人ビジネスとは、人の手を借りずに商品やサービスを提供するビジネスのことです。以前から野菜の無人販売所や、飲料品や冷凍食品などの自動販売機はありました。それが近年ではITを活用し、ゴルフ練習場やセルフエステ、ロボットが受付するホテルなど、様々なサービスの無人化が可能になっています。

急速に広がりを見せる無人ビジネス。その背景には、深刻な人手不足の問題があります。株式会社帝国データバンクが2023年４月に行った「人手不足に対する企業の動向調査」によると、人手不足と感じている企業の割合は51.4％と、２社に１社が人手不足を抱えていました。これからビジネスを始めようというときに、従業員を確保できるかどうかが大きなリスクになっているのです。

そんなリスクの解決策として注目されているのが、無人ビジネスです。これまで人が担っていた受付や接客、会計などの業務は、ＩＴを活用して無人で行われます。勤務時間の制約がないため、営業時間はフレキシブルに設定できます。清掃やメンテナンスは人の手で行う必要がありますが、定型の業務が大幅に減らせるため、より創造的な仕事に時間を使えるようになるでしょう。

まずは、どのような商品やサービスを提供するのかを明確にし、ビジネスプランを立てる必要があります。競合の分析や市場調査を行い、需要や顧客のニーズを理解することも重要です。

次に、無人化を実現するために適切なシステムや装置を揃えます。例えば、無人販売所を始めるなら決済システムやセキュリティが必要ですし、食品を扱うなら専用の冷蔵庫や冷凍庫が要ります。初期投資がかかるため、資金調達の計画も必須でしょう。

それと同時に、場所を確保しましょう。無人ビジネスの顧客は、明確な目的を持って店舗に訪れるため、必ずしも目抜き通り沿いや貸しビルの１階など、立地の良い場所に店舗を置く必要はありません。顧客が訪れやすいエリアかどうかや、無人のため治安などを考慮すると良いでしょう。

無人ビジネスのリスクは、大半が顧客によってもたらされます。商品や備品の盗難、照明や空調のつけっぱなし、ゴミの放置、利用時間を過ぎても居座るなど、人の目がない場所では、残念ながらルールを守らない人が増えてしまうのが実情です。

スマートロックがあれば、対処できるでしょうか。スマートロックは顧客以外の入店や、予約時間外の入店を防ぐことはできます。しかし、一度入った顧客に出て行ってもらうことはできませんし、安全上、鍵をかけて出られなくすることもできません。

監視カメラを設置すれば良いと思うかもしれませんが、セルフエステなど着替える必要のあるサービスでは、監視カメラを気にする顧客がいるでしょう。せっかく無人化で定型の業務を減らしたのに、監視カメラの映像をチェックする膨大な時間を取られてしまうのも、効率的ではありません。

ここまでで無人ビジネスを始めるイメージはできましたか？ビジネスのアイデアが具体的ではなかったり、場所を見つけられていなかったり、リスクへの備えが心配だという方もいらっしゃると思います。

株式会社スペースコネクトでは、無人ビジネスを始めたい全国各地の経営者様から相談をいただき、独自に開発したシステムとノウハウで開業から運営までサポートしてまいりました。

まだまだ新しい業界ですが、私たちには無人ビジネスのトップランナーとして蓄積してきた事例とノウハウがあります。どんなお悩みでも、まずはご相談ください。